膨大な時間と労力がかかる遺品整理ですが、手間をかけたくないという方は業者に頼むのがおすすめです。しかし、遺産整理はトラブルも起きやすいため、信頼できる業者に作業を依頼したいですよね。そこで今回は、遺品整理業者の選び方についてと、失敗しないための注意点を解説します。

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遺品整理業者とは？

遺品整理業者とは、遺品整理を代行してくれる業者を指します。遺品とは故人が残したもの中で、不動産や現金などの財産以外のものを指します。

片付け代行や不用品回収との違い

遺品整理業者と似たような業務を行うのが、片付け代行業者や不用品回収業者などです。遺品整理業者は、遺品の仕分けや片付け、買取、搬出、不用品回収までを行うのに対し、不用品回収業者は不用品回収のみを行います。また、片付け代行業者であれば遺品の仕分けと片付けのみが作業の対象です。遺品に関する幅広い業務を全て任せたいという場合には、遺品整理業者に依頼しましょう。

遺品整理業者の選び方

信頼できる遺品整理業者を選ぶためには、以下4つのポイントに注目してみましょう。

• 許可や届け出の有無を確認する
• 実績や口コミを確認する
• 料金体系が明確であるか確認する
• 複数の業者に見積もりを依頼する

許可や届け出の有無を確認する

遺品整理業者を選ぶ際には、許可や届出の有無を確認してみましょう。たとえば、不用品の処分業務を行うためには「一般廃棄物収集運搬許可証」が必要です。万が一、許可証を持っていない業者の場合、許可を持っている事業者と連携しているかどうかを尋ねてみましょう。また、遺品の整理に伴う不用品の査定や買取業務を行う場合には、「古物商許可」も必要になります。

実績や口コミを確認する

遺品整理業者を選ぶ時には、実績や口コミも確認しておきましょう。公式サイトに掲載されている実績をチェックしてみるのもおすすめです。また、インターネット上の口コミやGoogleマップの口コミなども参考になります。

料金体系が明確であるか確認する

遺品整理業務は料金体系が複雑であることが多く、トラブルになりやすいのが現状です。見積もりが安いからという理由で安易に業者を選んでしまうと、後からオプション料金が加算されトラブルになることもあります。作業員の人数や車両台数、オプションサービスの有無など、料金体系が明確であることをしっかりとチェックしておきましょう。

対応力や人柄にも注目する

見積もりは、担当者の人柄や対応力を見極める絶好の機会です。相談や問い合わせに対して親身になってくれるかどうか、心に寄り添った対応をしてくれるかどうかをチェックしましょう。

遺品整理業者を選ぶ時の注意点

遺品整理業者を選ぶ時には、以下の2点に注意してください。

• 悪徳業者に注意する
• 追加請求に注意する

悪徳業者に注意する

残念ながら遺品整理業者のなかには、悪徳業者も存在します。見積もり後に理不尽な値上げが行われたり、サービスが最後まで遂行されなかったりなどのトラブルにあった方も少なくありません。また、遺品を相場以下の値段で安く買い取ろうとする業者も存在します。見積もり時に買取品の査定額を聞き、適切な値段であるかどうかを確認するのがおすすめです。

追加請求に注意する

予期せぬ追加請求は、遺産整理に関するトラブルのなかでも、とくに多い事例の1つです。想定していたよりも遺品の量が多かったという理由で、多額の追加請求が行われるケースも少なくありません。見積もりを細かく出してもらったり、追加請求がない点を契約に盛り込んだりしておくのがおすすめです。

信頼できる遺品整理業者を選ぼう

今回は、遺産整理業者の選び方についてご紹介しました。複数の業者から見積もりを取った上で、信頼できる業者を選ぶことが大切です。見積もり時には、料金体系や担当者の対応、さらに追加請求の有無についても確認しておきましょう。