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遺品整理でお焚き上げはすべき?その方法や注意点を解説

遺品をお焚き上げする様子

 

遺品整理を行う上で、処分しづらい思い出の品の取り扱いに悩む人も多いのではないでしょうか。そういった場合の選択肢として考えられるのがお焚き上げです。今回は、遺品整理におけるお焚き上げの意味や、依頼先、注意点について詳しく解説します。

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そもそも遺品整理におけるお焚き上げとは?

そもそもお焚き上げは、札を燃やした煙の流れでその年の五穀豊穣を占うものとして始まったと言われています。その後、炎を使って天に霊を送るためとしても行われるようになりました。ここでは、遺品整理におけるお焚き上げの意味と、お焚き上げできるもの・できないものを解説します。

お焚き上げの意味

神道では、火の力を借りて故人のものを天に返す行為、ものに宿っている魂を持ち主の元へと返す行為とされています。お焚き上げを行うことで、故人が生前利用していたものを天界でも使い続けられるようにという思いが込められています。また、遺族にとっては悲しみを乗り越え自分の気持ちを整理するという意味もあります。故人の品を供養しお焚き上げを行うことで、別れと向き合うことにもつながります。

お焚き上げできるものとできないもの

基本的には、ほとんど全てのものがお焚き上げ可能です。とくに、故人が身につけていた衣服やアクセサリー、古い写真や手紙などは、お焚き上げを行う人が多い傾向にあります。また、電化製品や燃えないものの場合には、追加料金を支払うことでお焚き上げが可能な場合もあります。

 

焚き上げできないのは、お骨、違法なもの、危険物などです。依頼する神社やお寺、業者によって対応が異なるので、事前に確認しておきましょう。

遺品整理におけるお焚き上げの依頼先

遺品整理におけるお焚き上げの依頼先には以下の3種類があります。必要に応じて適切なところに依頼を行ってください。

神社・お寺

もっとも一般的なのが神社やお寺に依頼する方法です。とくに、故人が生前に信仰していた宗派や宗教がある場合には、それに沿ったところに依頼すると良いでしょう。

葬儀社・専門業者

葬儀社やお焚き上げ専門業者に依頼することも可能です。まずは、電話で相談を行って予約を行い、日時を決定してください。遺品の供養は自宅で行うケースもあります。

遺品整理業者

遺品整理業者の中には、遺品整理とお焚き上げを一括で行ってくれるところもあります。神社やお寺、葬儀社、お焚き上げ専門業者に依頼した場合には、遺品整理を全て自分で行う必要があります。一方で、遺品整理業者に依頼すれば遺品整理や片付けまで全て任せられるのがメリットといえるでしょう。体力や時間を使わずに、お焚き上げと整理を行いたいという方におすすめです。

遺品整理におけるお焚き上げの注意点

遺品整理でお焚き上げを行う場合、以下の3つの点に注意してください。

 

  • 対応できる範囲を確認する
  • お焚き上げ以外の方法も検討してみる
  • 野外焼却は行わない

対応できる範囲を確認する

依頼する場所によって、お焚き上げできるものとできないものの種類が異なります。また、規模や遺品の量によっても対応が異なるため、事前にどのような種類の遺品がどの程度の量あるのかを明確にしておくことが大切です。また、故人が生前に信仰していた宗派によっては対応できないというケースもあり注意が必要です。

お焚き上げ以外の方法も検討してみる

お焚き上げが難しい場合には、それ以外の方法を検討してみるのもおすすめです。たとえば、遺品整理を業者に依頼して価値のあるものを買い取ってもらったり、査定を依頼したりするのもよいでしょう。処分するのは心苦しいがお焚き上げをするのも負担に感じるという方は、遺品整理業者に相談してみましょう。

野外焼却は行わない

お焚き上げは、自分で行うことはできません。法律で野外焼却が禁止されている上、お焚き上げによって発生する煙のせいで近隣トラブルにつながる可能性もあります。安易に自分で行わず、専門の業者に依頼しましょう。

遺品整理におけるお焚き上げを正しく理解しよう

今回は、遺品整理におけるお焚き上げについて詳しくご紹介しました。お焚き上げを行うことで、故人にものを天界にお送りするとともに、自分の気持ちに整理をつけることにつながります。神社やお寺、葬儀社や専門業者、遺品整理業者などに相談しつつ、適切な方法でお焚き上げを行いましょう。

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