遺品整理は立ち会うべき?立ち会わない場合の注意点も解説
遺産整理を業者に依頼する際、立ち会いの有無について悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、作業当日に立ち会うべきか、さらに立ち会う場合のメリットや、立ち会わない場合の注意点についても詳しく解説します。
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遺品整理に立ち会うべき?
遺品整理業者に作業を依頼した場合、当日は立ち会いが必須なのでしょうか。ここでは、立ち会いの有無を判断する上での基本的な考え方を解説します。
必須ではない
基本的に、遺品整理の立ち会いは必須ではないとしている業者がほとんどです。とくに、遠方に住んでいる方、福祉施設のスタッフや大家さんなど親族以外の方が依頼主である場合は、立ち合いなしで作業が行われることも珍しくありません。依頼者の負担が少ない形で行われるのが一般的です。
1日中いなくてもOK
万が一立ち会いを希望する場合でも、1日中作業に立ち会う必要はありません。たとえば、作業前後に遺品の確認や重要品の確認のみ行うというパターンもあります。また、家が損傷している場合には、その具合を業者と一緒に事前確認しておくと後々トラブルになりにくいでしょう。また、作業中に至急確認が必要な場合のみ、作業員から連絡が来ることもあります。
遺品整理に立ち会うメリット
遺品整理に立ち会うメリットとしては以下の3つがあげられます。
遺品を確認できる
立ち会いのメリットは、遺品を1つずつ確認できる点にあります。金銭的な価値はないものの、故人との思い出が詰まった品などは、作業員には見分けがつきにくいこともあるでしょう。もちろん、立ち合いなしの場合でも事前に探して欲しいものや残して欲しいものを伝えておくことは可能ですが、気になる方は立ち会いを行うのがおすすめです。
故人との思い出が整理できる
立ち会うことで、故人との思い出を整理できるという面もあります。幼少期から過ごした家の雰囲気を懐かしみ、記念に写真を残す人も少なくありません。また、立ち会いを行いながら思い出話に花を咲かせることは、故人に心を寄せて自分の気持ちに整理をつけることにもつながります。
相続関連のアドバイスが受けられる
遺産整理に立ち会う中で、相続に関する専門的なアドバイスを受けられるというメリットもあります。その道のプロである遺品整理業者であれば、空き巣対策や相続の流れについて気軽に相談できるでしょう。また、遺品整理についても買取を依頼すべきものや処分すべきものなど、幅広い知識をもとに適切な処理を行ってくれます。
立ち会い無しで遺品整理を依頼する場合の注意点
立ち会い無しで遺品整理を依頼する場合には、以下の3つのポイントに注意してください。
見積もりはできるだけ立ち会う
遺品整理作業当日に立ち会いが難しい場合でも、見積もりの際には立ち会いを行うのがおすすめです。大切な遺品がなくなった、紛失したというトラブルを防ぐことにつながります。もちろん、見積もりの時点で全ての遺品を確認することはできませんが、貴重品と重要な思い出の品だけでも、どこに何があるかを一緒に確認しておくのが良いでしょう。
電気と水道を使える状態にしておく
作業当日には、電気と水道が使えるような状態にしておきます。当日の作業をスムーズに進めるためにも、電気や水道が止まっていないか事前に確認しておきましょう。
希望を細かく伝えておく
立ち会いなしで遺品整理を依頼する場合には、希望を細かく伝えておくのがポイントです。遺族にしかわからない思い入れのあるもの、残しておいて欲しいもの、できれば見つけ出して欲しいものなど、事前にリストアップしておきましょう。
遺品整理は状況に合わせて立ち会い有・無を決めるべき!
今回は、遺品整理の立会いについて詳しく解説しました。立ち会いは必ずしも必須ではありませんが、当日立ち会うことで、遺品を詳細に確認し気持ちを整理することにつながります。遠方に住んでいるなどの理由で立ち会いが難しい場合には、作業内容への希望を細かく伝えておきましょう。
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